特殊細線加工製造業向け生産管理システム
1.システムのポイント
- 現状分析→問題点把握→システム化メリットデメリット→システム化想定→プロトタイプ開発→試験稼働→評価・改善、を繰り返すことで生産現場に根付いたシステムを構築しました。
- 無線ハンディ―ターミナル、スマートデバイスの活用により、工程管理~検査・集荷まで全体での効率アップ、管理精度向上を実現しました。
2.課題と成果
課題
もともと構築されていた生産管理システムは一部のみが稼働している状態でした。
情報の伝達・管理は、担当者が各工程へ受注情報の伝達や、納期回答を得るために、実際に現場を回って、それぞれの担当者に聞くというものでした。そのため時間を要し、調整や変更のたびにより多くに時間、手間がかかっていました。
成果
受注、納期回答、実績など各情報をシステムを使って管理するようになり、客先への納期回答のスピードアップや、生産中のモノが今何処にあって、いつ完成するかをすぐに把握することができるようになりました。
無線ハンディ―ターミナル、スマートデバイスやNFCの活用により、正確性の向上と効率アップという相反要素の両立を実現しました。
3.システム概要
受注エントリーから納期回答、生産実績、検査、出荷までのトータル生産管理システムです。
取引先からの受注をシステムに登録すると、即時に各工程へ受注情報が送信され、各工程は納期を回答し、作業完了時にその実績を登録します。各工程間でそれぞれの納期や実績の情報を共有することで、工場全体の納期管理や進捗管理を行っています。
概要図
4.実行環境
当初 | 現在 | ||||||
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Magicバージョン | 稼働環境 | サーバー | 台数 | Magicバージョン | 稼働環境 | サーバー | 台数 |
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当 初
Magicバージョン
- dbMagic V8
稼働環境
- Windows
サーバー
- Windows Server
台数
現 在
Magicバージョン
- Magic uniPaaS V1Plus
- Magic xpa2.4
稼働環境
- Windows
- WindowsCE
- Android
サーバー
- Windows Server
台数
- PC50台
- Androidスマートフォン20台
- ハンディ―ターミナル10台