１．システムのポイント

• 計画～出荷までをサブシステム化することにより各機能の独立性を高め保守コストの削減を実現しました。
• スマートデバイスの活用により、工程管理～検査・計測まで全体での効率アップ、管理精度向上を実現しました。

２．課題と成果

課題

データの管理が紙ベースやエクセルベースで管理しており、担当者ごとにバラバラでした。
作業実績や検査結果を紙に記入し、さらに別の担当者がPCに打ち込んでいたため、データ化されるのが数日後になっていました。しかも、読めない文字や転記ミスなどで正確性にも欠けていました。
生産計画の変更が発生するたびに紙や電子メールで情報を伝達していたため、情報の管理が雑多になっていました。

成果

データベースを一元化することにより、誰もが同じデータを利用することができるようになりました。
各検査におけるデータ入力をシステム化したことにより、測定値の手動計算を撤廃でき、記録紙からの転記ミスを無くすことに成功しました。
測定機からのデータをシステムに直接取込むことにより、検査員の業務省略化と入力ミスを低減できました。
各工程における実績入力をタブレットとNFCカードにより、入力が容易になりました。
作業実績データと測定データの電子化により、トレーサビリティを可能にしました。
生産計画の立案をシステム化したことにより、担当者の業務の大幅な省略化に成功しました。

３．システム概要

生産計画から製品出荷までをトータルで支援する生産管理システムです。連携性と独立性、変化に合わせて柔軟に対応することができます。

概要図

４．実行環境